福山雅治 『デビュー15周年を迎えた成長の証』

2005年08月17日

5年ぶりに全国アリーナツアーを行い精力的に活動中の福山雅治。今年で、デビュー15周年を迎えた彼が、CX系“月9”ドラマ『スローダンス』の主題歌で話題のニューシングル「東京」を遂にリリース! 音楽対する熱い想いと信念が感じられる今作、彼の音楽のルーツにまで遡るニューシングルの全貌とは・・・・!

古き良きミュージック・シーンを現在に蘇らせる

デビュー15周年を迎えた今年、5年ぶりに全国アリーナツアーを行い22万人を動員するなど、記念すべき2005年を精力的に活動中の福山雅治が、8月17日に通算20枚目となるシングル「東京」をリリースした。今作は彼自身初めて担当する“月9”ドラマの主題歌として注目を浴びている。知らないうちに本当の恋が芽生え、恋愛という大地にしっかり根を張り恋と共に人生を成就させていくあり様を繊細に描いたストーリーに、福山が書き下ろしたというニュー・シングル「東京」は、ドラマにしっとりとハマった作品に仕上がっている。アコースティックのサウンドとドラマティックな歌詞には、彼の音楽のルーツである、70年代と80年代を彩ったフォーク・テイストがうかがえ、また、古き良きミュージック・シーンを現在に蘇らせようとする彼の音楽に対する熱い想いを感じられる。

86年にメジャー・デビューを果たし、流行に惑わされることのない歌詞と独特のしゃがれ声で熱い想いのままに歌を歌い続けているシンガー・ソングライターSION。彼を敬愛している福山は、今年6月にリリースされた、SIONのニュー・シングル「たまには自分を褒めてやろう」にアレンジャーとバック・ボーカルで参加するなど、マルチな才能でその活躍の場を広げている。そこには、彼の根源である、音楽を愛する気持ちや大切にする想いが永遠の灯として燃え続け、その灯を更に大きくしていこうとするアーティストとしてのプライドもうかがえる。

音楽に対する信念

福山のシングル・リリースで注目すべき点は、デビュー以来、年間リリース枚数がどんなに多くても2枚ということだ。これは彼が納得のいく音楽ができるまで妥協を許さないことの裏返しとも言えるだろう。彼の作品はそのキャッチーな曲調もあってCMやテレビ番組などで使われるケースが多い。しかし、その音楽的スタンスを見ていると、曲をブラッシュアップすることなく、タイアップだけに頼り切った“安易な作品”が氾濫していることに苦言を投じているようにさえ感じてしまう。ユーザーには、新曲をリリースするごとに、音楽を作っていく上での葛藤に苦しみながらもそれを乗り越え、成長を確かめるかのように世に送り出し自分を試している彼の姿が、タイアップの向こう側にしっかりと写し出されているのだろう。だからこそ、人々は彼の音楽を信じ、惹きつけられ続けるのだ。そのスタンスは、J-POPのルーツである、フォーク、ニューミュージック時代に輝いていたアーティストたちのそれともよく似ている。だが、福山は決して、彼らの真似をしている訳ではない。福山の音楽に対する信念が彼らによく似ているのである。

福山は自分のことを、まだまだアーティストとして未熟者と思っていることだろう。しかし、今後、彼から素敵な音楽や日本を代表する名曲が生まれるのは間違いないはずだ。まずは、彼のニュー・シングル「東京」を聴き、デビュー15周年を迎えた彼の成長の証を体感するのが先決かもしれない。

(文:田井裕規)

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